2008年03月19日
『マチグヮー学会』発足準備ワークショップ の記録

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『マチグヮー学会』発足準備
ワークショップ簡易発言記録
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■日 時:
3月9日(日)14時~17時
■場 所:
なは商人塾 会議室
(平和通り・公設市場雑貨部2階)
■参加者:12名
■記 録:
佐々倉(まちなか研究所わくわく)
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■あらすじ
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集った参加者で自己紹介をするところからスタート。氏名・所属、マチグヮー歴(関わり)、マチグヮー学会に期待することの3つを書き、自己紹介をし合いました。
その後、まちなか研究所わくわくの佐々倉から、問題意識や、これまでの経緯を説明し、昔の写真を見ました。また、小松さんから、これまでの研究から見えてきたことや、マチグヮー学会の意義などのお話をしてもらいました。
そして、本題に、と思いきや「マチグヮーが何か」ということについて、参加者からの疑問が湧き、参加者自身が捉えている「マチグヮー」について、議論を出し合いました。しかし、まとまるわけもなく・・・、色々な捉え方を人それぞれでしているということが共有できたと思います。
休憩を挟んで今度は「こんなマチグヮー学会だったらいいな」という理想と、理想を実現するためのアイディアを出し合いました。
2次会も、新城さんがその時代ごとに書いたコラムの朗読があり、マチグヮーの移り変わりをみんなで想像することができました。
とりあえず、楽しい会となりました。よかったよかった!
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■今回のワークショップの中で決まったこと
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●【名称】『マチグヮー楽会』とする
→「学会」は面白くないものになりそう。
みんな「楽しみたい」という想いがあるので「楽会」にする
●【エリア】まずは、ここをスタートにする(ホーム)
→参加するのは、どこからでもOK
●【意思決定機関】マチグヮー楽会設立準備会
⇒今回集ったメンバーが役員となる。
⇒代表なしで、世話人として、小松さん・新城さん・粟国さん(商店街担当)
●【事務局】まちなか研究所わくわく(担当:佐々倉)
●【会費】いくらの経費がかかるか分からないので設立総会の時に払う(後払い)。
それまでは、参加費で毎回徴収する。
助成金も申請する
●【集り】第1回の楽会(設立総会も兼ねる)は2009年3月ごろ開催
⇒この時に、社会に存在を発表する
⇒半年前から声かけ、募集を始める
●【今年できること】
・アーカイブをつくる
→写真と語りを集める
→人へのヒアリング
⇒聞ける人と地元出身の大学生いっしょに。量より質を。
・発表できる「もの」をつくる
→配布資料のような冊子(DVD付きとかになるかも)。販売になるかも
●【メンバーでの共有】
・メールとウェブで。モノはまちわくに保管。
●【会則】ボチボチつくっていく
―――――――――――――――――――――――――
■前提として、佐々倉より投げかけ
―――――――――――――――――――――――――
【問題意識1】
ナハのマチグヮーを対象にした活動・研究などが
蓄積(まとめ)られていない
【問題意識2】
活動・研究などの成果が地域に活かされていない
(知られていない)
▼
『マチグヮー学会』をつくりたい
年1回集り発表 ⇒ まとめ(蓄積)⇒ 地域の人が活用できる
この流れを『継続』させることができるように
▼ポイント
○那覇のマチグヮーに役に立つ会となるように
○『マチグヮー』をキーワードに集れるプラットホーム
○まちなか研究所わくわくが事務局をやります!
が、主体+意思決定は会員で。
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■小松さんより
―――――――――――――――――――――――――
※ 小松さん、文章化お願いします!
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■発言メモ
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▼「マチグヮー」が何か?!
―――――――――――――――――――――――――
○マチヤ=町屋
→マチャー⇒商店
→マチャーグヮー
○「マチ」と言えば、市場(公設市場)を指す
→小さいながら、個人個人で商店
○戦前は東町
→畳2,3丈くらいのテリトリーで、がじゅまるの下で商売していた
○戦後は壺屋から、闇市が始まって、今では地主・家主、権利関係がゴチャゴチャ
○農連から見て『下町』。農連は卸市場だった
⇒『上町』は開南の方。50年前は畑が会った。農村と市場の間。
○宜野湾から「ウフマチに行こう」と言っていた
○首里から国際通り近辺・繁華街に来るのに「ナハに行こう」と言っていた
○市場地帯のこと
→今では観光イメージとして
○肌で感じられるルールがある
→他人の客をとらない
→他の店を紹介する
⇒多種多様だから、まとめきれない
○1つの『独立国』。行政は場の提供で、マチに入れない感じ
○ヤマトでは「市(イチ)」が立つと言うが、沖縄では言わない
⇒神社などに「市」が立つ
○アパート部分は、空きがない。
→老人が生活しやすい。役割の変化
―――――――――――――――――――――――――
○概念として、エリアとしてのまちなのか、コンセプトとしてのまちなのか
→逆にこだわらなくてもいいのでは?
→コンセプトとしてだと、拡散するのでは
⇒この場所からスタートして
○あいまいだからサブタイトルをつけた方がいい
○国際通りはマチグヮーか?!
⇒僕らの世代は違うと思う
○桜坂はマチグヮーか?!
→ちがう、経済活動の場所
→劇場は、固まっているようで拡散している
○ここを見つめれば、他にもあてはまるものが見つかるのでは?
→栄町や銀天街とかにも
⇒「自分たちでつくったまち」というところで共通しているのでは?
→行政がつくったのではない
○守らない「伝統」がでてきた
⇒経済の拠点ではなく『天然記念物』
→「異色空間」「異文化」。おもろまちにない、アンチテーゼになっている
学校見学が増えている。「入ってもいいですか?」と聞かれる
○最近、スーパーの行事対応が細かくなってきている
⇒消費者としては、選択の幅ができている。スーパーに行くか、商店街に行くか
○市場に行くのは、モノだけじゃなく、何かを買いに来ている
⇒消費者の(まちに対する)思い入れが強いかもしれない
○ここ何十年で、マチャグヮーがなくなっている
⇒残っている所と消えていった所がある
Q.名護、石垣とかの市場はどうなの?
⇒廃れていないのは、沖縄ではここだけではないか
○まずは、ここをスタートにする
―――――――――――――――――――――――――
○年取ってみると個人商店のありがたさ→ユニバーサルデザイン
→年寄りの視点
→若い人には何でもないけど
○迷子など、何かかったらマチグヮー一帯で助けようという意識
→まだそういう意識がある。協力心。
○子ども・年寄りにとってのマチグヮー
⇒聞き取りしてみる
→引越しせず1人でも残る。安心感がある。人との関係
→ふっと行けるまち。なじみがある店がある。
⇒出身地で集る。情報共有+うっぷんばらしついでにモノを買う
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▼こんな『マチグヮー学会』だったらいいな(理想)
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○成果物として本が1冊できたらいいなー
○お客さん同士のコミュニケーションできる場
(買い手、売り手だけでなく、マチグヮーが好きな人同士が)
○将来・未来について(まちの人が)議論するための材料が集っている場
○まちの情報が集っている場所がまちの中にあったらいいな
○プラスもマイナスも、時代時代を継承する。検証する。見直す。
⇒歴史を学ぶ副読本をつくる
○市外・県外からの参加もある
○ソウゾウ的な場
→研究する。実際につくる。
→スキマ、段差がない
○いずれは子どもと年寄り(70以上)を巻き込みたい
○調査に入った学生の成果を還元する場
→調査被害にならないように
○「場」「コンセプト」→ホームグラウンドはあった方がいい。ココ
○地域から浮いた存在にはなりたくない
→還元。役立てばいいな(役に立とうと、それに向かうのではなく)
→誰かのために何かやるは、難しいのでは
→商売でも目的が違う。自分の利益を考える人、ボランティア的な人。「いろん
な人がいる。」
⇒これを受け継ぐことができるのか?!
→マチグヮーは自由度が高い
○生活している人の課題・問題
○学会自体、場を、楽しみたい
→まじめに遊ぶ。楽しいからやる
○ジャンルを超える
○みんながそれぞれやっていることにつながる。
―――――――――――――――――――――――――
▼理想のマチグヮー学会をつくるためのアイディア・方法(アイディア)
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○「個人(買い物客)の記憶の蓄積」ができる
○本(コラム・エッセー)など、市場のことを書かれているものを比べる、集める
→文章のアーカイブ ⇒これをもとに朗読会をする
○写真をあつめる
○写真で定点観測する
○映像(テレビなどの)を集める
○県内いろいろあるから、マチグヮーお楽しみマニュアルをつくる
⇒マチグヮーハンドブック
○マチグヮーの年表を充実していく
○沖大、琉大、名桜の研究を引っ張り出してくる
○桜坂市民大学とからめて、劇場をつかって、面白い人の発表
○しきいが低い
○ワーキンググループをつくって動く。楽しい事をする
■今回のワークショップの中で決まったこと
―――――――――――――――――――――――――
●【名称】『マチグヮー楽会』とする
→「学会」は面白くないものになりそう。
みんな「楽しみたい」という想いがあるので「楽会」にする
●【エリア】まずは、ここをスタートにする(ホーム)
→参加するのは、どこからでもOK
●【意思決定機関】マチグヮー楽会設立準備会
⇒今回集ったメンバーが役員となる。
⇒代表なしで、世話人として、小松さん・新城さん・粟国さん(商店街担当)
●【事務局】まちなか研究所わくわく(担当:佐々倉)
●【会費】いくらの経費がかかるか分からないので設立総会の時に払う(後払い)。
それまでは、参加費で毎回徴収する。
助成金も申請する
●【集り】第1回の楽会(設立総会も兼ねる)は2009年3月ごろ開催
⇒この時に、社会に存在を発表する
⇒半年前から声かけ、募集を始める
●【今年できること】
・アーカイブをつくる
→写真と語りを集める
→人へのヒアリング
⇒聞ける人と地元出身の大学生いっしょに。量より質を。
・発表できる「もの」をつくる
→配布資料のような冊子(DVD付きとかになるかも)。販売になるかも
●【メンバーでの共有】
・メールとウェブで。モノはまちわくに保管。
●【会則】ボチボチつくっていく
―――――――――――――――――――――――――
■前提として、佐々倉より投げかけ
―――――――――――――――――――――――――
【問題意識1】
ナハのマチグヮーを対象にした活動・研究などが
蓄積(まとめ)られていない
【問題意識2】
活動・研究などの成果が地域に活かされていない
(知られていない)
▼
『マチグヮー学会』をつくりたい
年1回集り発表 ⇒ まとめ(蓄積)⇒ 地域の人が活用できる
この流れを『継続』させることができるように
▼ポイント
○那覇のマチグヮーに役に立つ会となるように
○『マチグヮー』をキーワードに集れるプラットホーム
○まちなか研究所わくわくが事務局をやります!
が、主体+意思決定は会員で。
―――――――――――――――――――――――――
■小松さんより
―――――――――――――――――――――――――
※ 小松さん、文章化お願いします!
―――――――――――――――――――――――――
■発言メモ
―――――――――――――――――――――――――
▼「マチグヮー」が何か?!
―――――――――――――――――――――――――
○マチヤ=町屋
→マチャー⇒商店
→マチャーグヮー
○「マチ」と言えば、市場(公設市場)を指す
→小さいながら、個人個人で商店
○戦前は東町
→畳2,3丈くらいのテリトリーで、がじゅまるの下で商売していた
○戦後は壺屋から、闇市が始まって、今では地主・家主、権利関係がゴチャゴチャ
○農連から見て『下町』。農連は卸市場だった
⇒『上町』は開南の方。50年前は畑が会った。農村と市場の間。
○宜野湾から「ウフマチに行こう」と言っていた
○首里から国際通り近辺・繁華街に来るのに「ナハに行こう」と言っていた
○市場地帯のこと
→今では観光イメージとして
○肌で感じられるルールがある
→他人の客をとらない
→他の店を紹介する
⇒多種多様だから、まとめきれない
○1つの『独立国』。行政は場の提供で、マチに入れない感じ
○ヤマトでは「市(イチ)」が立つと言うが、沖縄では言わない
⇒神社などに「市」が立つ
○アパート部分は、空きがない。
→老人が生活しやすい。役割の変化
―――――――――――――――――――――――――
○概念として、エリアとしてのまちなのか、コンセプトとしてのまちなのか
→逆にこだわらなくてもいいのでは?
→コンセプトとしてだと、拡散するのでは
⇒この場所からスタートして
○あいまいだからサブタイトルをつけた方がいい
○国際通りはマチグヮーか?!
⇒僕らの世代は違うと思う
○桜坂はマチグヮーか?!
→ちがう、経済活動の場所
→劇場は、固まっているようで拡散している
○ここを見つめれば、他にもあてはまるものが見つかるのでは?
→栄町や銀天街とかにも
⇒「自分たちでつくったまち」というところで共通しているのでは?
→行政がつくったのではない
○守らない「伝統」がでてきた
⇒経済の拠点ではなく『天然記念物』
→「異色空間」「異文化」。おもろまちにない、アンチテーゼになっている
学校見学が増えている。「入ってもいいですか?」と聞かれる
○最近、スーパーの行事対応が細かくなってきている
⇒消費者としては、選択の幅ができている。スーパーに行くか、商店街に行くか
○市場に行くのは、モノだけじゃなく、何かを買いに来ている
⇒消費者の(まちに対する)思い入れが強いかもしれない
○ここ何十年で、マチャグヮーがなくなっている
⇒残っている所と消えていった所がある
Q.名護、石垣とかの市場はどうなの?
⇒廃れていないのは、沖縄ではここだけではないか
○まずは、ここをスタートにする
―――――――――――――――――――――――――
○年取ってみると個人商店のありがたさ→ユニバーサルデザイン
→年寄りの視点
→若い人には何でもないけど
○迷子など、何かかったらマチグヮー一帯で助けようという意識
→まだそういう意識がある。協力心。
○子ども・年寄りにとってのマチグヮー
⇒聞き取りしてみる
→引越しせず1人でも残る。安心感がある。人との関係
→ふっと行けるまち。なじみがある店がある。
⇒出身地で集る。情報共有+うっぷんばらしついでにモノを買う
―――――――――――――――――――――――――
▼こんな『マチグヮー学会』だったらいいな(理想)
―――――――――――――――――――――――――
○成果物として本が1冊できたらいいなー
○お客さん同士のコミュニケーションできる場
(買い手、売り手だけでなく、マチグヮーが好きな人同士が)
○将来・未来について(まちの人が)議論するための材料が集っている場
○まちの情報が集っている場所がまちの中にあったらいいな
○プラスもマイナスも、時代時代を継承する。検証する。見直す。
⇒歴史を学ぶ副読本をつくる
○市外・県外からの参加もある
○ソウゾウ的な場
→研究する。実際につくる。
→スキマ、段差がない
○いずれは子どもと年寄り(70以上)を巻き込みたい
○調査に入った学生の成果を還元する場
→調査被害にならないように
○「場」「コンセプト」→ホームグラウンドはあった方がいい。ココ
○地域から浮いた存在にはなりたくない
→還元。役立てばいいな(役に立とうと、それに向かうのではなく)
→誰かのために何かやるは、難しいのでは
→商売でも目的が違う。自分の利益を考える人、ボランティア的な人。「いろん
な人がいる。」
⇒これを受け継ぐことができるのか?!
→マチグヮーは自由度が高い
○生活している人の課題・問題
○学会自体、場を、楽しみたい
→まじめに遊ぶ。楽しいからやる
○ジャンルを超える
○みんながそれぞれやっていることにつながる。
―――――――――――――――――――――――――
▼理想のマチグヮー学会をつくるためのアイディア・方法(アイディア)
―――――――――――――――――――――――――
○「個人(買い物客)の記憶の蓄積」ができる
○本(コラム・エッセー)など、市場のことを書かれているものを比べる、集める
→文章のアーカイブ ⇒これをもとに朗読会をする
○写真をあつめる
○写真で定点観測する
○映像(テレビなどの)を集める
○県内いろいろあるから、マチグヮーお楽しみマニュアルをつくる
⇒マチグヮーハンドブック
○マチグヮーの年表を充実していく
○沖大、琉大、名桜の研究を引っ張り出してくる
○桜坂市民大学とからめて、劇場をつかって、面白い人の発表
○しきいが低い
○ワーキンググループをつくって動く。楽しい事をする